オーダーで数寄屋袋をつくりました
久しぶりの更新です。
みなさん、数寄屋袋ってご存じでしょうか。
私は知りませんでした。
お茶を習っている知り合いから、なかなか売っていないので作ってほしいという依頼を受けました。
そこで、まずは「数寄屋袋」とはなんぞや?というところから。
数寄屋袋とは
数寄屋袋とは、懐紙入れよりひと回り大きく、お茶席の際に袱紗・扇子・懐紙・菓子切を入れたり、替えの足袋や小物を入れることができる袋物のことをいいます。
1枚の正方形の布の三隅を合わせて、残りの一隅を蓋にするよう。ご依頼主がすでに持っていたものをよく見て構造を理解。
調べてみると、minneさんでも100点も出品がないよう。これはほんと売ってない。
ということで、懇意にしている老舗の生地やさんで、生地をチョイス。
お稽古で使うということで、
1.洗濯できる
2.着物に見劣りしない
3.お茶席に違和感がない
を条件に、生地を探しました。
洗濯できるように、綿100%で、かわいいイラストではない和柄で、プリントだけど見劣りしないように金が使われているもの、という縛りで選んだら10種類もできてしまいました(オーダーは8個)
洗濯することを考えると、紙やプラの芯は入れられません。
それでも、保型をしっかり、それでいて布を優しく畳んだ感じを残せるよう、芯もチョイスしています。
制作時期が年末年始にかかってしまい、マグネットホックや芯地の手配に時間がかかったので、待っている時間に、おそろいで小銭入れも作ってみました。
ご依頼主には喜んでいただけたみたいですが、10個作って6個のチョイスになるので、果たしてどれを選んでいただけるでしょうか。
スイカの日にスイカの刺繍ブローチを
7月27日はスイカの日、らしいとのことなので、
以前つくっていたスイカのブローチのきいろバージョンを慌てて仕上げました。
刺繍部分は終わっていて、ブローチの形にまとめる作業が残っていたんです。
ついでに、メロンのブローチも仕上げ。
こちらは、あみあみの部分がなかなか大変で。
メロンの雰囲気が感じていただけるといいのですが。
ブローチとして出品しておりますが、ご希望でヘアゴムかパッチン留め(スリーピン)に変更できます。
バッグや帽子につけると、存在感ありますよ。
ちなみに、わが町はメロンの産地で、貴味メロンの名でブランド化されています。
今年のシーズンは終わってしまいましたが。
今年はたまたま現地でスイーツフェアをやっているのを知って、食べてきたのですが、写真を間違って消してしまいました。
おいしかったのに。
シーズンに食べにきてね。
スイカも産地ではありますが、うちは家庭菜園で育てて、購入して食べるということはほとんどありません。
しかも、今年は大豊作。毎日スイカを食べています。
【スイカとメロンのブローチはminneさんで】
トートバッグで春のお出かけ
春はお出かけ、と先の記事にも書きましたが、春のお出かけをイメージした作品の紹介第2弾です。
どんだけお出かけしたいのでしょうか、この作者は。
浮足立ってますね。だって、春だから。
お出かけするには、バッグが必要です。それも大きな。
お財布に、飲み物に、カメラに。
もしかしたら、レジャーシートも。
ゆっくりお花見でもしようと思うものなら、荷物はあっという間に、いっぱいに。
そんなときに、ざっくりと荷物を入れられる、ちょっと大きめのトートバッグが大活躍します。
いっぱい入るのはもちろん、肩掛けできると持ち運びも楽ちんです。
また、いっぱい入って、がばって口の開くバッグは荷物の出し入れには便利ですけど、ちょっと簡単に手を入れられてしまうのが、ちょっと心配。
そこで、大切なものはしっかりキープできるように、中にファスナーポケットを1つ。
ちょっと浅めに作ってあるので、小さな小物が奥に入っちゃって取り出しづらい、が起きにくいようにしています。
外ポケットは2つ。よく出し入れする小物を入れるのに。
こちらはこぼれ落ちないように、ちょっと深めに。
深めに作ると、柄も大きく入りますしね。
縫い方をちょっと工夫して、外袋と内袋がくっついてます。くっついていると何が良いかというと、内袋がべローンと飛び出ないんです。外袋と内袋が一体化している良さは、「裏布がずれちゃって」という苦労をした人ならわかっていただけるかも。
色は、いまのところ、春らしいパステルカラー2色と、いろんな服装に合わせやすい黒2種類と、和風の猫がかわいい赤1種類。
お出かけお出かけ。
【minneで購入できます】
春を誘うコースター
春といえばお出かけ!というくらい、お出かけのことばかり考えています。とはいえ、ピクニックなど憧れで終わっちゃってますけど。
そんな憧れのピクニックに持っていって、こんなので飲み物をキープできたら素敵だなぁというイメージで、コースターをつくってみました。
春らしいパステルカラーのお花には、ナチュラルな風合いの生成りの生地がよく合います。
カラーバリエは、ピンク、ミントブルー、黄色の3色。
黄色のお花は、菜の花をイメージしていたのですが、完全にぴったりというのはちょっとなかったので、近いイメージの元気の出るビタミンカラーのお花を。
かわいいコースターは、食卓のワンポイントにぴったりです。
【minneで販売中】
君の名は
すいません、流行りの言葉に乗ってみました。
庭で伸び放題になっていた木を1本、きれいに刈り込んだら、
陰になっていた部分に隠れるように、青い実を付けた茎が1本。
自然のものの神秘そのもののような美しい青い色。
この実はいったいなんの実なのでしょうか。
買い物かごカバー
母がこんなのがあるといいなぁ、というので、
買い物かごにつけるカバーをつくってみました。
ハンドメイドの真骨頂は、こういう、ほとんど市販されていないけれど、あると便利よねー、というものを、つくって使えることにあるのだと思います。
今回つくったのは、
マイバスケットにくっつけておいて
会計が済んだら、さっと広げて
パッと止めて、蓋をする
というもの。
マイバスケット、エコでいいのだけど、会計を済ませた後に、商品が丸見えで、しかも、うっかり買っていないものが入りこんでしまいかねない、という構造がちょっとストレスだったんです。
そこで、簡単に蓋ができないかなー?と。
ポイントは、簡単に扱える、ということ。
会計済ませた後に、もたもたしたくないですからねー。
さっと蓋して、パッと止められること。
使い終わった後に、きれいに畳んでしまえるのも、スマートにできること。
気軽にお洗濯するために、金具は外せること。
そんなあたりに気を配って、作ってみました。
使ってみて、使用感は悪くないみたい。
レジの人も、最初「?」という顔をしてましたが、「あぁ!」という感じで見てくれてました。
試作でつくったので、止める箇所とか、試行錯誤で、「ここにも必要だよねぇ」とかで、ホック7個も使ってしまいましたが、使っている姿を見ていたら、タブを1か所増やすだけで、ホック3個減らせる(=使うときの手間も減らせる)というアイデアも浮かんだので、もし、ほかの人もご入用でしたら、そのうち、minneさんあたりで改良版を販売したいと思います。