黒板アート
黒板アートを知っていますか?
黒板アートは、黒板に、チョークをつかって、さまざな絵を描くこと。
つかうのは、授業でおなじみの普通のチョーク。とくに特殊な画材はありません。
そんな黒板アートを、母校の中学校で、卒業式の日の教室に描き、巣立っていく子どもたちに贈った美大生がいます。
武蔵野美術大学の鈴木蘭菜さんです。
このサプライズ、NHKが地域のニュースで取り上げたのをたまたま見て知ったのですが、先日、近場で個展が開かれていたので、実際に見てきました。
チョークと黒板というありふれたものに、大きな絵が描かれる。
小さな絵や、油絵などは、たしかにアートとしてみます。自分には描けない、遠い世界の作品として。
しかし、身近なものでも、たしかにアートです。
アートとは、遠巻きにみるものではなく、身近な存在なんだな、と思わせてくれます。
実際、黒板アートを目の前で描くもよおしもあります。
今回の個展ではあと1回。9月3日に行われます。
すでに描かれた作品を見るのもいいですが、目の前でアートが生まれるのを見るのもまた貴重な体験ですね。